罪悪感からではなく・・・

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『離婚は親の都合だし。』『子どもに負担をかけたくないんです。』

法律相談室でよく耳にするお言葉です。

 

離婚を考えている親御さん、離婚をした親御さんの中には、こういったお子さんに対する負い目・罪悪感を感じていらっしゃる方がよくいらっしゃいます。

 

そういった方は、

『子どものことを考えると、経済的なことを考えると自分の気持ちはぐっと抑えて結婚生活を続けなきゃ』

『離婚をしたことで、子どもの将来がマイナスにならないようにしたい』

『(離婚した後で)ひとり親であることで子どもが不利にならないよう、自分が2倍以上がんばらなきゃ』

 

そうお思いになられて、自分を犠牲にして、必死に頑張っていらっしゃることが多いように思います。

 

しかし、ちょっと立ち止まって考えていただきたいのです。

 

別に特定の結論をおすすめするわけではありません。

 

しかし、その無理、続くのでしょうか。1年無理して頑張ろう、というのなら場合によっては続くかもしれません。

 

しかし、多くの場合、5年・10年・20年の期間の無理を想定されています。

 

10年も20年も無理して自己犠牲された結果、そのひずみはどこかに出ないでしょうか。

(そのひずみが10年後様々な家庭やお子さんのトラブルとしてあらわれる例もみます)

 

また、当のお子さんはそのことを望んでいらっしゃるでしょうか。

大好きなお母(父)さんが、我慢して自分を犠牲にして親自身の楽しみも(少)なく、自分(子)のために歯を食いしばって苦しんで頑張り続けている。

そんな姿を見続けたら、お子さんは例えば「自分のせいでお母(父)さんは、こんなに苦しそう・・・」と罪悪感を覚えることはないでしょうか。

負い目からお子さんの将来を見続けるその目線は、必ずしも今ここにいるお子さんにその注意や愛情を注げないかもしれません。

 

お母(父)さんが無理してでも実現しようと思ったその描いた未来は、お子さん自身が望んでいるものと一致しないかもしれません。

 

お子さんが今を一緒に過ごしたいと思うお母(父)さんは、どんな顔をして一緒にいてくれるお母(父)さんでしょうか。

 

 

 

お子さんを想う気持ちからそのようにおっしゃっていることも分かります。

 

無理もないことと思います。

 

 

そのようなお話をきいたときは、安心安全にお話ししていただける環境をお作りした上で、そのようにお子さんを想う気持ちの源を辿って、そのお気持ちの奥にあるご自身の想いに気づいていただきます。

 

 

・「『子どもを守らなきゃ』、という気持ちは、身体のどこかで感じるとしたら、どこで感じますか」

 

 

・「自分や子どもを守ろうとしてくれているその気持ちに感謝を伝えて、そのうえで、その想いが生じてくる源につながっていってください。」

 

・「その想いは、何から生じてきていますか。」

 

 

・「(上の問いの答え)をさらに辿っていくと、それは何から生じてきていますか・」

(以下、この質問を繰り返し)

 

数回深めていくと、どなたも、だいたい、「子どもの幸せ・笑顔・元気を願う気持ち」のような言葉が途中で出てきて、その後は概ね「(お子さんへの)愛」というお言葉が出てきます。

 

表面的に罪悪感・負い目として感じているものの想いの源を辿っていくと、どうやら深いところではそれは「愛」から生じてきているようです。

 

ご自身の「愛」にまでつながっていただいたら、今度はイメージの中で、その「愛」でお子さんとご自身を包んで満たしていただきます。お子さんもご自身も両方大切に愛することをしてはじめて、親子ともの幸せがあると思いますから。

 

十分愛で満たされたら、今度はその愛から行動することで、どのような行動をとりたくなるかおききし、その行動をシミュレーションしていただきます。そしてそのとき、お子さんやご自分はどのような顔をしてどんな気持ちでいるかを感じていただきます。

 

「愛」を起点に行動をしたとき、行動や過程は変化し、お子さんや親御さんのお顔やお気持ちも変わってきます。大きな結論(離婚する・しないなど)は変わっても変わらなくとも、罪悪感からの行動選択とは、全く違う行動の選択がたくさん起きます。また外形上の行動は変わらなくとも、その在り方やお気持ち、お顔が全く違うものになったりもします。

 

・愛から行動するとき、どのような行動をされるでしょう。

 

・どなたか快くお力を貸して下さる方もいらっしゃるでしょうか。

 

・親御さんお子さんに、何かさらに必要なものがあるとしたら、何ですか。

 

「罪悪感」からの気持ちや行動選択、「愛」からの気持ちや行動選択、どちらもみていただくと、みなさん後者を選択されます。

 

 

 

罪悪感からではなく、ご自身の深い「愛」からの行動選択・方針決定をしませんか。

 

 

 

様々な法的トラブルまたはその種となる出来事が起こったとき、

 

・親御さんのお気持ちの深い部分やお子さんへの愛につながっていただく機会を提供し、そのプロセスを保障すること

 

・ご自身の深いところにある愛に根差した行動選択・方針決定をするお手伝いをすること

 

・その方針決定によって決めたことを実現する現実的なお手伝いを、代理人としての交渉や裁判や書面作成や法律を使ってさせていただくこと

 

例えばこれらが、弁護士・心理カウンセラーの役割になります。

笑ってはいけない!?

少年院から出てきた子と話しましたところ、
その少年院では「笑ってはいけない」というルールがあったそう。ふざけているように見えるからだと。

なんですと・・・・・。

笑顔でいること、人の笑顔に接することは計り知れない効用があり、更生・育て直し・情操に、傷ついた過去が癒えたり、自己否定から自己肯定に変わる一因になったり、今と未来が幸せな感じになったり、また、笑顔は想像力や思考力も育み、角度を変えて表現すれば脳内物質的にもとてもいいのに・・・。

法務省に笑顔学の早大・菅原徹先生が講演・研修に行って下さるような、そういうリンクをつなげる展開にならないかなと思います。

菅原先生はとっても素敵な笑顔の先生です、ゼミも毎年大人気だそうですよ。先生の「笑顔研究室」のサイトのリンクを貼りますのでご興味ある方どうぞ!
http://www.kanseismile.com/

ぜひ、司法分野に巻き込まれていただきたい先生です。

上記の運用は、全国運用なのでしょうか。どなたか知っている方がいたら教えて下さると嬉しいです。

少年は、少年院に行って、1年前に抱えていた、これまでの大変な過去によってできたネガティブな感情の塊たちをたくさん解放してきてくれたので、関わって下さったその少年院の先生方には大変感謝しておりますけれども。

冒頭の子には今週来週以降ちょくちょく会うので、さんざん笑顔にしてやろう(このために心理学んでるんだぜ)と目論む梅雨の午後。