肯定的に話を聴くコツと効果

悩み相談なんかを受けるときに、

カウンセリング的に聴く、肯定的に聴くというと、
その人の言うことに賛成しなきゃいけないとかそういうことではなく、

その人(話し手)が”今、あなたはそう思ってるんだね・そう考えているんだね・そういう状態なんだね”

という意味で

「そうなんだね」「そうなんですね」「うん」と聴きます。

言いかえると、

その人の内的・主観的世界や今の状態・今の認識が”そのようにあるんだ”、ということを肯定していることを態度や言葉で示します。
(聴き手が話し手から真摯な優しい関心をもってもらっていると感じられるように)

その人やその人の状態・気持ちが今・ここでそうである、というあるがままを尊重するということになります。

これを続けていくと、

・話し手から聴き手への信頼が構築されていく、

・話し手からだんだん心を開いていってもらえる、

・勝手に話し手の中で話や気持ちが整理されていく(聴き手が鏡のようになる効果、以下も同じ)、

・整理されていく中で勝手に問題が解決しちゃう、

・これまで表に出てこなかった意外な本音が不意に出てくる、

などの効果が期待できます。

そのときに聴き手が、話し手に対して

”この人は悩みを抱えた弱い無力な人、私が助けて救ってあげなきゃ”という風に思って(前提をもって)

聴くのではなく(これだと上から目線)、

”この人は今悩んでいるけど本来は、潜在的には自分で解決できる能力や心意気をもっている人で、自分は何かのきっかけになるくらいで本来的には大丈夫”という風に思って(前提をもって)聴く(これだと対等)、

ということも大切です。

友人関係や家族・職場なんかでも活かせますし、

アドバイスしてはいけないとかそういうことではなく、

この肯定的に聴くということとアドバイスや専門知識・技術の提供なんかを組み合わせて行うと、

士業や教育の方など、人と話してその人の人生をサポートをするような場合そもそもの専門知識・技術の提供のしやすさやその効果もより一層、場合によっては格段に上がると思います。