笑ってはいけない!?

少年院から出てきた子と話しましたところ、
その少年院では「笑ってはいけない」というルールがあったそう。ふざけているように見えるからだと。

なんですと・・・・・。

笑顔でいること、人の笑顔に接することは計り知れない効用があり、更生・育て直し・情操に、傷ついた過去が癒えたり、自己否定から自己肯定に変わる一因になったり、今と未来が幸せな感じになったり、また、笑顔は想像力や思考力も育み、角度を変えて表現すれば脳内物質的にもとてもいいのに・・・。

法務省に笑顔学の早大・菅原徹先生が講演・研修に行って下さるような、そういうリンクをつなげる展開にならないかなと思います。

菅原先生はとっても素敵な笑顔の先生です、ゼミも毎年大人気だそうですよ。先生の「笑顔研究室」のサイトのリンクを貼りますのでご興味ある方どうぞ!
http://www.kanseismile.com/

ぜひ、司法分野に巻き込まれていただきたい先生です。

上記の運用は、全国運用なのでしょうか。どなたか知っている方がいたら教えて下さると嬉しいです。

少年は、少年院に行って、1年前に抱えていた、これまでの大変な過去によってできたネガティブな感情の塊たちをたくさん解放してきてくれたので、関わって下さったその少年院の先生方には大変感謝しておりますけれども。

冒頭の子には今週来週以降ちょくちょく会うので、さんざん笑顔にしてやろう(このために心理学んでるんだぜ)と目論む梅雨の午後。

トラブル解決にまず必要なもの。

 

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何らかの被害にあったり、訴えたり、訴えられたり、ご自分や家族が警察に逮捕されたり、など、法的なトラブルに関わっているとき、

・はじめてのことでどうしたらいいかわからない

・最悪どうなるのかもわからない

・どのように行動したらいいかわからない。この行動によって後々不利になるのではないかと不安と疑心暗鬼になる。

・どのように解決したらよいのかわからない、出口が見えない。

など、先の見えない不安や、相手方への怒りや恐怖、将来への恐れなどで心がいっぱいになりがちになることが多いかと思います。

例えば、「配偶者の浮気をしていることがわかった」とした場合に

まず思うのは、怒りや悲しみ、ショックで心がいっぱいになって混乱されるとともに「離婚したい!」というよりは、

「どうしたらいいかわからない・・・」

というのが本音ではないでしょうか。

あるいは、お子さんが不登校になった、あるいは、警察に逮捕された、といった場合にも、

混乱や、罪悪感・責任感・怒りやお子さんやご家族の将来への不安・恐れ、とともに

「どうしたらいいかわからない・・・」

という想いを抱かれると思います。

 

このような状態で冷静に物事を解決することは難しいですから、

このような場合はまず、ご自身の状態を整え、安心することが必要です。

お子さんをサポートされる親御さんの場合、お子さんをサポートしていかれるためには、

まずご自身の状態が整っていて、できるだけ安心・自信・自由を感じられる状態にあることが大切になってきます。

様々な感情で混乱するのは無理もなく、どなたでもそうなることですから、ご自身が

様々な感情で混乱することを受け容れ、許してあげましょう。

感情にご自分を乗っ取られるのではなく、その感情が生じていくことを、ゆっくりと呼吸し、身体の力を緩めてリラックスしていきながら、できるだけ穏やかに、感情がありのまま生じていくのを眺め、感情が膨れ、それが自然に徐々に落ち着いていくに任せましょう。

あるいは、まず状態を整えるために、あなたの話をよくきいてくれる信頼のできる方に話をきいてもらうか、心理の専門家に一時的にサポートを求めるのも一案でしょう。

また、この後このトラブルがどのようになるのか、手続はどのように進むのか、これから行っていくべきことは何なのか、似たようなケースではどのようになったのか、を知ることは、知らないことからの不安・恐れを小さくし、安心につながります。

このため、なるべく早いうちに法律の専門家にご相談に行かれることもおすすめします。

トラブルにあったときには、まず安心し状態を整えることにより、冷静にトラブル解決に向けての策を練り、解決に踏み出す準備が整ってきます。

少年非行事件のその後

2月のことですが、久しぶりに男の子から、「保護観察が解除になりました!」と嬉しそうな声で電話がありました。

数年前、中学生だったその子が、近隣の方に迷惑をかける行為を繰り返し、警察に捕まって家庭裁判所に送られ、自分が少年非行事件の弁護活動をすることになって。

その子は、たくさんいる兄弟姉妹の長男で、お母さんは成人されてから日本に来られた外国の方で日本語が話せず、父母ともにご苦労されていたよう。その子も 一番上なので、小さいころから下の子の面倒をよくみたりということがあったり、家庭内で暴力があったり、積もったストレスやため込んだ思いが、迷惑行為と いう形で出ていたような感じ。

少年審判の準備を通して、その後何度か会うことを通して、その子やお父さんと関わらせてもらい、事態が落ち着いて数年・・・。
途中で高校進学が決まったという連絡をもらったり、今回は少年審判でついた保護観察が晴れて解除になったし、しっかりみんな仲良くやっているとのこと。

仕事で出会う親子の方は、何らかの社会的トラブルを抱えていつつ、家族間やご自分の気持ちに行き詰まりを感じていて。
一旦そのトラブルから弁「護」士として守り協働しつつ、カウンセリングマインドで安心安全の環境を作り、その親や子がそれぞれ、ご自分の想いと家族への想いと優しく向き合う時間と機会を提供するサポートを行う。

一時のかかわりでも、行き詰ってトラブルが起こった親子・ご家族の関係に入って、想いが癒され、また家族への愛にそれぞれつながって、豊かなつながりを取 り戻す。そういう家族への一時の新しい風のようになる役割をこれまでもやってきたし、自分はこれからもそういうことがし続けたいんだと。

想いを我慢し続けてきたせいか中学生のくせに小学生のようだった彼の、すっかり声変わりをしてたくましくなった電話の声から、そのように感じさせてもらった旧正月の晴れの日でした。

感謝。